インタビュー] '良い友達'チュ・ジフン、なぜこの男に注目するか

モデル出身にすらりとした背丈、魅力的な容貌を持った俳優チュ・ジフン(32)に会う前までは多分後者側ではないかという疑いを少し持ったことも事実だ。 精一杯包装されて露出するイメージだけでその人物に対してあらかじめ決めつけてしまう失敗であり錯覚から始まったことだった。
チュ・ジフンを実際会ってみると、‘スターである以前に人’という確固たる考えを土台にしたまま演技する人という気がした。人間的な魅力が彼のスター性をさらに浮上させるように見えた。自身の人生を同じ年頃の友達の人生と少しも違うことがないと話して、映画でもドラマでもそのような‘共感’を土台にした作品をする時最も満たされると話す彼だ。
映画‘良い友達’(監督イ・トユン)はチュ・ジフンとそうした点で相対していた。いわゆる話す男たちの友情、それ以上の共感が映画チョンチェウル支配する。シナリオを見る瞬間、‘このような作品またない’したかったし、監督とスタッフ、同僚俳優の熱心に用意した舞台の上で我を忘れて笑って、泣いて、また遊んだ。
#チュ・ジフンをまた見る
映画をすでにみた観客ならば感じたが、‘良い友達’は‘チュ・ジフンの再発見’という評価が決して惜しくない作品だ。知性、イ・グァンスとの協力も良かったし、演技力、情熱どちらか一つのメンでも不足したり傾くことがなかった。 彼が分限インチョルはヒョンテ(知性の方)や民需(イ・グァンスの方)に比べて感情をありのまま表わして、総てのこと積極的であり、時には卑劣で危険さすら感じた、チンポギムチョク 大きいキャラクターであった。
“一言で人間がみな善良なはずがないでしょう。私個人に否定的である面があるならばそれらを拒否しないで認めようとします。インチョルも同じことです。友達を心から考える心はその誰に比べることがなれません。ところでまた、その中(案)には卑劣で卑怯で偏狭な面もあります。映画だというのがどうせ人の歴史を扱うことじゃないの。 そのような立体的なキャラクターを演技するという自体が良かったです。インチョルを先頭役だ、悪役だ区分したくない理由でしょう。”
#映画は現実の窓(ウィンドウ)
‘良い友達’は世の中で最も親しい三人のの友達にある日突然訪ねてきた試練、そして破局を描いた作品.誰にでも簡単に起きるのが難しい偶発的な事件を描くが、その土台には男ならば誰でも首を縦に振りそうである平凡な日常のディテールが大きい魅力であり強みで近づく映画でもある。
エンディングやはり観客により解釈を別にできる‘開かれた結末’であるが、チュ・ジフンはこの部分を最も注目した。
“偶然と偶然が相次いで不幸が芽生えるが、このような話が果たして現実で広がる確率がどれくらいになりますか?ところでエンディングをどのように解釈するかにより今自身の人生を振り返ってみることができるというのがおもしろいです。男ならば誰でもヒョンテ、インチョル、民需この三つのキャラクターの中の一つの範疇の中には入ることだと確信しますね。 女である場合にも大きく異ならなそうだよ。映画を見て今の人間関係、他の人々が見る自身のイメージなどを反すうできるとのことをこの映画の最大長所に選びたいです。”

2006年ドラマ‘宮’を通じてスターダムに上がった後、毎度入ってきた質問があるということに、それはすぐに‘変身’に関するものだね。 それもそのはずドラマ‘魔王’(2007),映画‘西洋骨董(ゴルドン)洋菓子点(店)アンティーク’(2008) ‘キッチン’(2009) ‘私は王である’(2012)等につながる彼のフィルモグラフィーを調べれば似た感じのキャラクターは殆どなかったということを悟ることになる。 ところでチュ・ジフンは変身に決して喉が渇くからでは違うと強調した。
“私が演技した配役の間に間隙がかなり広がっていた件事実でしょう。習う本来自身が持っているいくつかのベース カラーを状況によって混ぜて使う職業ではないでしょうか。パレットに染料混ぜる感じ?それはとても陳腐な表現のようで。(笑い)とにかく俳優はそうしたことと考えます。作品でキャラクターを見せる職業であって、自分自身を見せる職業ではないと。”
#本当に、チュ・ジフンの魅力
彼に単刀直入に尋ねた。‘良い友達’の基準は何かと。これに対し“友達に金を借りても返す能力があるのにも返さない友達があり、本当に事情が難しくて返せない友達がいる。あなたならば誰をさらに友達と考えるか?”という多少とんでもない(?)答が帰ってきた。
“実際にあの、友達にお金貸したこと多いです。(笑い)ところでどんな事情に置かれているのかそんなことが全部見えたら。こういうのをで友達か、違うか区分するのはちょっと汚らしく見えるが、現実では私に心より近づく友達にさらに情が沸く用意ではないでしょうか。 一言で私も友達らと居酒屋、屋台通ってトゥダクトゥダク、胸もざあざあ打って、悪口も気楽にするそのまま平凡な大韓民国男です。反面、ガールフレンドらとカフェでおいしいもの食べておしゃべりも思い切り震えるのも好きです。”
ある作品、ある作品続くほど彼から発見することになる魅力は多分無尽蔵でないむくという考えをしばらくしてみた。次の作品はミン・キュドン監督と共にする史劇‘奸臣’とは、やむを得ずまた‘変身’という修飾語を付けるほかはないようだ。率直でクールな性格ぐらい延期(煙、演技)や作品にも観客に飾りけなく近付く俳優チュ・ジフンの歩みを期待してみる。
ヒョン・ファヨン記者hhy@segye.com
写真=キム・ギョンホ記者stillcut@