10周年を迎えて これまでとこれから
「偶然日本に来ることになって。本当に人間の運命ってすごいなって」
―今年日本では、現在の韓国ドラマやK-POPなどのきっかけとなった「冬のソナタ」のヒットから10周年を迎え、Ryuさんご自身も10周年を迎えたわけですが、これまでの10年間どうでしたか?Ryu:あっという間でしたね。1年の半分ぐらいは日本に、その半分は韓国にいるという過ごし方をして来ました。どっちに行っても、旅行から帰ってきたような気分になるような、今ではその生活も安定しているんですけど、二重生活をしているので、1年が余計にすぐ終わっちゃうんです。例えば、日本で部屋の収納がいっぱいになって韓国に冬の服を置いておくと、何回か行ったり来たりしているうちにすぐにまたそれを持ってこなきゃいけない……というような、季節がとても早く過ぎていくんですよね。
―10年前の日本では今ほど韓国の音楽や情報がなかったんですが、当時「冬のソナタ」が日本でヒットした時はどんな気持ちでしたか?
Ryu:韓国でデビューアルバムがあまりうまくいかなかったんですが、デビューアルバムの後、曲を書けるようになって、ドラマや映画の曲にしてもらったりしていたんです。ある時、偶然「冬のソナタ」の話をユン・ソクホ監督からもらって、それが韓国でもヒットして、その時は良かったなと思ったりしていたぐらいなんですけど、韓国での放送が終わった直後、香港とか台湾に呼ばれてプロモーションツアーに何度か行って来たりして。その時に冗談半分で友達と「日本に行けたら行く?」なんて話をしていました。当時は日本に関する情報をあまり持っていなかったんですが、なんとなく行けたらいいなとか思っていたんです。そうしたらそれから1年後、偶然日本に来ることになって。本当に人間の運命ってすごいなって思いました(笑)
―まさに「冬のソナタ」のヒットがあって、きっかけになったんですね。
Ryu:その時、実は作曲家として生きていこうとしていたんです。「冬のソナタ」の後からドラマの曲を書いてほしいという話が来るようになって、書くとそれが全部タイトル曲になったんです。“タイトル曲にしたいな”と念じながら書いたら本当にそうなって、歌詞もピッタリと褒められて、その時この人生すごく嬉しいなと思っていたんです。そして、その時に「夏の香り」というドラマの音楽を作っていたんですけど、ちょうどその頃ですね、歌手に戻ることになって。日本に来たことをきっかけに歌手活動を主にやることになったんです。不思議な人生ですよね。
―歌手から作曲家へ転向していた中で、日本での「冬のソナタ」のヒットがあって、再び歌手に戻られたんですね。
Ryu:そうなんです。日本は自分の人生の中で離れられない存在になりました。人生の1/4を日本で暮らしていて、日本語も話せるようになって、考え方も両国の考え方が頭のなかにあって、すごく得している人生になっているなと感じています。
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Ryu:そうですね。その時はこんなにドラマやアイドル、そして、今ミュージカルも人気があると聞きました。その時は10年でここまで変わるとは誰も思っていなかったですよね。ですから、今後、両国のお互いが仲良く歩み寄っていければいいなと誰よりも願っています。
―今後の活動予定、目標について教えて下さい。
Ryu:もちろん、音楽もできるだけやり続けていければと思いますが、今回の料理など、こういった活動も新しいエネルギーとして色々な形でやっていければいいなと思っています。音楽もカバーアルバムや色々なものに挑戦して行きたいですし、音楽だけじゃなくて、皆で料理したりとか、文化人のように、できることがあれば何でも挑戦していきたいなと思っています。楽しい人生を見つけてしまいました(笑)
―最後にファンの皆さんにメッセージをお願いします。
Ryu:お母さんたちはいつも料理していますよね。自分が料理したくなくても作らなくてはいけない……ちょっと大変な時もあると思いますが、自分の好きな韓国の料理とかを私と一緒に作って、人生を明るく、日本のファンの皆さんと仲良く一緒に生きていけたらいいなと思いますので、これからも応援よろしくお願いします!
【Ryu最新情報】
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一部抜粋しました。