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さらに極める太王四神記 2

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【第二回】

アニメ化に小説化、テサギワールドはこれからが本番です!

2007年の韓国を代表する作品に!

韓国では、2007年9~12月にMBCで放映された『太王四神記(通称テサギ)』が、
2007年の韓国を代表するヒット商品・作品に選ばれました! 拍手!

シンクタンクが毎年発表する、その年のヒット商品・作品にもランクインしていますし、
新聞社や放送局の推薦や一般市民のアンケートなどを総合して選定する、
マスコミのヒット商品・作品リストにも堂々と上位にランクインしています。

放映期間は2ヵ月ちょっとでしたが、
制作発表から放映まで4年もの歳月をかけた大作らしく、
心に染みる名作として2007年のフィナーレを飾ってくれました。

『太王四神記』は若年層にも大人気のドラマだっただけに、
ヨン様も小学生~中学生のファンが増えたそうで、
韓国では「ヨン様」というより「ヨンジュンオッパ(お兄さん)」として親しまれています。

ヨン様がモデルとして出演している建設会社は、
彼を起用してからブランド認知度が急上昇、
マンションの分譲もスムーズで「ヨン様が主婦の心を動かした」と喜んでいました。

ヨン様は母と娘が一緒に好きになれる数少ない俳優で、
「親子で共通の話題が増えて嬉しい」と語る韓国のお母さんたちも多かったようです。
サンタクロースに「太王四神記マンガセット」をねだる子供も少なくないそうで、
ソウル市内の本屋さんには特設コーナーもありました。

    いまだ覚めやらぬ『太王四神記』熱

    韓国では、MBCでの『太王四神記』の放映が終わってしまいました。
    「MBC DRAMANET」というケーブルテレビの再放送をチェックしながら、
    「なんで24部作なの! 50部ぐらいにしてもよかったのに!」
    と嘆いているのは筆者だけではないようです。

    『太王四神記』公式ファンブログでは、
    「24部作では少なすぎる、ディレクターズ・カット版を製作して、
    映画館で上映するなりDVDで販売するなりしてほしい」という要望が絶えません。

    特に最終回……おっと、詳しいことはまだまだ日本のみなさんにはお話できませんが、
    なんだか時間切れで、バッサリ物語が切られてしまったために、
    難解なエンディングになってしまったのではないかという印象があるのは確かです。

    公式ファンブログやポータルサイトのドラマコミュニティーなどには、
    論文のような感じで、最終回を巡って細かく監督の意図を分析、
    タムドクとスジニとキハの関係について論争するファンもいます。
    放映は終了しても、当分この熱気は冷めそうにありません。

    しかも、作家のソン・ジナさんが自身のサイトで公開した
    最終回の台本が放映内容とはかなり異なっていたことから、
    「これは一体どういうこと?」などと、ちょっとした騒動になったりしたこともありました。

    実は、出演者も撮影直前まで結末がどうなるのか知らされていなかったそうで、
    スジニ役のイ・ジアさんは、インタビューで
    「スジニはどうなるんだろうとすごく気になりましたが、
    最後まで教えてもらえないまま演技していました。
    それも今では、すごく楽しかった経験です」と話したことがあります。

    MBCの視聴者掲示板には、
    最終回の撮り直しを求める書き込みが殺到し、
    「ヨン様とキム・ジョンハク監督の治療が終わったら、
    もう一度最終回を台本通り撮り直してもらえないでしょうか? 
    今回の最終回は観なかったことにしますから……」という意見も続出しました。

    ソン・ジナさんは、「今まで『太王四神記』を応援してくれた
    ファンのみなさんへのプレゼントのつもりで、こんな結末も考えていました、
    ということを見せてあげたかっただけ。
    台本公開がここまで問題になるとは思わなかった」と話しています。
    最終回にまつわる議論が冷めないのは、『太王四神記』への愛情が深すぎるからなんでしょうね。

      ついにアニメ化が決定!

      寝ても覚めても『太王四神記』のシーンや
      タムドクの姿ばかり目に浮かぶというファンには、
      とってもうれしいニュースが届きました。
      『太王四神記』のテレビ版・劇場版アニメ化がそれぞれ決定したという発表があったのです。

      すでに小説やメイキング本、DVD、OSTは販売されていますが、
      ここにアニメも加わるんですね。

      最初は日本のアニメ会社と共同制作といわれていましたが、
      最終的には、韓国のアニメ会社が制作を担当することになりました。
      韓国には、日本や欧米アニメの下請けをしている有名な会社が多いので、
      作画は日本に負けない自信がありますが、
      ストーリーの構成力は、正直、世界で大人気の日本のアニメには及ばないかな……。

      でも、『太王四神記』のことだから、きっと世界中の有名アーティストを集めて制作するのでしょうね。
      韓国のアニメ業界では、「韓国では、アニメはたんなるマンガ映画、
      子供の娯楽だという先入観が強くて、市場が育たなかった。

      『太王四神記』のアニメ化によって、
      大人もアニメを楽しんでいいんだと認識を変えてくれるに違いない。
      これで韓国のアニメ産業が発展する」と歓迎しています。

      個人的にはアニメ化した場合、声優はドラマのキャスティングそのままだったらいいな~
      という野望(^^)、そして夢(^^)を持っています。

      タムドクはヨン様で、スジニはイ・ジア、キハはムン・ソリ、
      火天会大長老はチェ・ミンス……
      これだけでまた、制作費が史上最高額を記録しそうですが、実現するといいですね~。

      また、神話時代で四神が登場する場面も、
      ドラマではもうちょっと派手なコンピューターグラフィックでもよかったかな~
      なんて思っていたので、アニメの世界でもう一度、
      ドラマでは表現し切れなかったところをカバーしてくれると、
      アニメはアニメでまたひと味違う『太王四神記』として、大事にしたくなります。
      この情報は、改めて詳細をお伝えしますね。

        新たな「韓流」を形作る『太王四神記』

        韓国では、『太王四神記』は政府政策の一環としても重要な意味を持っています。
        2006年12月1日に施行された「文化産業振興基本法」によって、
        韓国政府は「文化産業専門会社」と呼ばれる、
        映画やドラマなど
        特定の文化コンテンツプロジェクトのための会社を設立するよう、奨励してきました。

        既存のプロダクションの場合、一社が同時にさまざまなプロジェクトを担当するので、
        プロジェクト別の投資資金の管理が難しく、
        投資家の立場からすると、
        自分のお金が投資したいドラマや映画だけに使われているのか
        わからないという側面があったからです。

        「文化産業専門会社」であれば、
        ひとつのドラマ、ひとつの映画といったプロジェクト別に
        会社を設立できるので、資金管理もコンテンツ管理も集中して行なえるというメリットがあります。

        政府が公認した初めての「文化産業専門会社」が、
        『太王四神記』のために設立された「TSGプロダクション文化産業専門会社」なのです。

        『太王四神記』のためだけに設立された会社なので、
        今までほかのドラマや映画にはできなかった
        アニメ化、小説化、DVD化などが可能で、
        『太王四神記』を「ワンソース・マルチユース」に活用できるんですね。

        ドラマ自体には関心がない人も、
        『太王四神記』がドラマだけで終わらず、幅広いジャンルに発展して
        文化産業の軸になっていること、
        グローバルな展開で新しい「韓流」を形成していることを高く評価しています。

        ほかのプロダクションのお手本になっていると、称賛が続いているんです。
        そんな『太王四神記』は、日韓の交流さえも、もっと深めてくれるに違いありません。
        ニッコリアで、『太王四神記』と韓国をもっと楽しみましょう!


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