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さらに極める太王四神記8

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【第八回】

脇役とは言わせない! 韓国で尊敬される名俳優をご紹介!

コミカルな将軍がハマり役のチャン・ハンソン

『太王四神記』=ヨン様が主演! というイメージが強すぎるせいか、
タムドクとスジニ、キハ、ヨンホゲ、四神以外のキャストは
あまり情報がありませんでしたね。

火天会の大長老やタムドクの父である故国壌王、
大貴族のヨン・ガリョとその夫人、
撃球大会をきっかけにタムドクの支援軍となった、
黒軍の将軍の父で「絶奴部」の部族長フッケ
、四神のひとりのチュムチと恋に落ち、
ドラマで唯一キスシーンを見せてくれたタルビ、
スジニのよき理解者で刀作りの名人パソンなどなど
、『太王四神記』はヨン様はもちろんですが、
脇役というには失礼なほど、大物俳優が出演する豪華キャストで有名なんです。

戦闘シーンや市場のシーンも多かったので、
エキストラを合わせると、数え切れないほど
多い俳優達の汗と涙が染み込んだドラマともいえます。

高句麗の北に住む「絶奴部」の部族長であるフッケ役のチャン・ハンソン。
韓国では、知らない人はいないほど有名な俳優です。
1970年、テレビ局のタレント公募で選ばれてから、
韓国のテレビドラマと映画を支えてきました。

フッケは、王様の前でも自分の意見をハッキリと言うほど
正義感強い性格のため、ほかの貴族とは水と油のような関係ですが、
忠誠心が高く、タムドクを助けて火天会と死闘を繰り広げます。

悪役の大貴族ヨン・ガリョを一喝する場面は、
「よくぞやってくれた!」という書き込みが
視聴者掲示板であとを絶たないほど、
みんなに感動を与えました。

タムドクの父である故国壌王に「タムドクを守ってやってください」と言われ、
「陛下、頼まないでください。ただ、命じるだけでいいんです」と答える場面も、
名場面のひとつとして忘れられません。

いつも大げさで「なんだなんだ~」という感じて登場したり、
勢い余って馬から落ちるのではないかと
見る人をハラハラさせるコミカルな面もあったりして、お茶目な将軍です。

チャン・ハンソンは、女性誌のインタビューで
「20キロもある鎧を着て、3年間撮影が続きましたからね。
寒さと疲労との戦いでした。終わってからせいせいした気分だったけど、
やはり撮影が終わるとなんだかまだやり残したことがあるようで、
寂しい気持ちがするのはしょうがないですね。

『太王四神記』のようにたくさんの視聴者に愛されたドラマは特にそう」と話していました。
生まれた時からフッケ将軍だったのではないかと思ってしまったほどハマり役でしたが、
本人の性格は正反対で、すごく静かで内気なんだそう。
でも「演技者は気が強い演技も弱い演技もみんなできるものなんです。
私のように見た目強そうな人がタムドクを演じたら似合うと思います?」なんて笑ってました。

ヨン様については「ペ・ヨンジュンのケガは想像以上ですよ。
最後は松葉杖を使わないと、一歩も動けませんでしたから。
監督やスタッフなど、みんなの願いは
『ペ・ヨンジュンが少しでも動ける状態でありますように』だったほどです。

ペ・ヨンジュンは、スタッフや俳優達にいつも親切でした。
本人だって大変だし苛立っていただろうに、周りの人に当り散らすことなんて絶対なかった。
だからトップスターなんだな~と思いました」とベタ褒めでした。

『太王四神記』にはチャン・ハンソン氏の次男も、
フッケ将軍の息子タルグ役で出演されていたんです。
次男がオーディションに合格したと聞いて、
一緒に出演すると気まずくなるのではと、
一時期フッケ役を辞退したことも。

次男の出演は1年以上も秘密にしていたので、
監督もスタッフも俳優達も知らなかったそうです。
父親の影響でラクをしていると思われるのが嫌で、
本人も息子が俳優になることを反対していたそうです。
が、芸名であるチャン・ハンソン(本名はキム・ボンス)に対して
、次男は本名のキム・ヒョクで俳優生活を始めたので、
気付かれず着実にオーディションを経て俳優として着実にキャリアを積んでいます。
今では「150年、200年と続く伝統ある俳優家系を作るのもいいかな」と思うようになったそうです。

    どんな役も見事にこなすチェ・ミンス

    火天会の大長老役のチェ・ミンスは、
    韓国芸能界のカリスマとして有名です。
    1985年のデビューから、もう20年以上も俳優をやってきただけに、
    彼の演技力はどんな役を任せても、それをハマり役にしてしまうほどのすごさがあります。

    ロックバンドのボーカルをしていたこともあり、
    バイク好きとしてもよく知られています。
    ここ数年、バラエティー番組で見せた独特な言行で、
    「4次元の世界に住む男」という印象もありますが、
    奥様とふたりの息子を愛する幸せな家庭の良きパパでもあります。

    大長老役に関しても、衣装から髪型から声のトーンやしゃべり方までじっくりと研究し、
    「チェ・ミンス以外の大長老役なんて想像もできない!」というほどの熱演でしたよね。

    タムドクの父である故国壌王役のトッコ・ヨンジェ。
    父も俳優で息子も俳優という演技派ファミリーです。
    本名はジョン・ヨンジェですが、父が「獨孤(トッコ)」という名字の芸名を使っていたので、
    それにちなんで本人も「トッコ」にしたそうです。

    1973年に映画でデビュー、政治ドラマで
    元大統領役を演じた時の強烈な印象が忘れらないだけに、
    『太王四神記』で息子を守ることだけで精一杯の故国壌王役は、
    意外なキャスティングと思われました。

    しかし、ドラマを見ていると、そんなことはありませんでした。
    ジュシン王の星の下で生まれたことを
    タムドクに目覚めさせたいという場面を切なく演じた場面では、もう涙が止まりませんでした。

    大貴族のヨン・ガリョ役のパク・サンウォンはあちこちで紹介されていますが、
    ヨンホゲがタムドクを憎むようになったきっかけを与えるヨン・ガリョ夫人役を演じたのは、
    ミュージカル俳優のキム・ソンギョンです。
    数々のミュージカル大賞を受賞した実力派で、感情表現がとても豊かな俳優です。
    韓国でも「やっぱりキム・ソンギョンは違うね~」とずいぶん話題になったものです。

      個性派ぞろいの『太王四神記』

      四神のひとりであるチュムチと恋に落ち、
      ドラマで唯一キスシーンを見せてくれたタルビ役のシン・ウンジョン。
      タルビは、しょっちゅう転ぶので、守ってあげたいキャラクターでもあります。
      色白でコスモスのような可憐なイメージの彼女とチュムチって、本当にお似合いですよね。

      ケンカっ早いチュムチが、タルビの前ではおどおどして子供のようになってしまう場面は笑えますよ。「チュムチ・ダルカップル」として、演技大賞のベストカップル賞にノミネートされなかったことに不満を持つファンも少なくないんです。

      恋に関してはあまりにも小心者なので、タムドクまであと押しする場面もありました。
      ドラマの放映が終わった今でも、彼女のホームページには
      ファンから「チュムチとは仲良く暮らしてますか?」、
      「子供は元気に育ってますか?」と質問が書き込まれるほど愛されています。

      シン・ウンジョンは、1997年にテレビ局のタレント公募に入賞してから、
      早くも10年以上のキャリアを積みました。
      1974年生まれですが、信じられないほどの童顔で、よくその秘訣を聞かれるそうです。

      ファンミーティングでも、その若々しさについて質問され、
      「少しでもきれいな姿をみなさんにお見せしたいから、
      毎日手入れはちゃんとしてます」と笑って答えてくれました。

      「この天使のような顔でそんな役を?」と驚いてしまいますが、
      ドラマではいつも二十歳そこそこの不倫する女性や悪女役が多かったんですよ。
      『太王四神記』の撮影が始まる前の1年間は、
      中国で撮影・放映された時代劇の主人公を任され、
      ワイヤーアクションをこなしていたというから、これも驚きですね。

      スジニのよき理解者で、「おばさん」ではなく「お姉さん」と呼ばれると喜ぶ、
      刀作りの名人パソンを演じたのがキム・ミギョン。
      舞台俳優出身の演技派で、ドラマ『春のワルツ』、『サンドゥ、学校へ行こう!』をはじめ、
      たくさんのドラマで個性的な上司や母親を演じていたので
      「あ、この女優知ってる!」という韓流ファンも多いはず。

      王様のために、最高の武器を作ってあげたいと願う鍛冶屋パソン。
      自分のためではなく、部下たちがケガをしないよう最高の鎧と武器を作ってほしいと
      タムドクに頼まれ感動し、タムドクこそ本物の王様であると信じるようになります。
      ドラマでは主人公に負けない重要な役を演じているんです。
      男と女の間にあるようなパソンを明快に演じられるのは、
      キム・ミギョンしかいないと大絶賛されました。

      現場では「パソンヒョン(パソン兄貴)」と呼ばれたほど、
      男勝りの性格で人気を集めました。
      ファンミーティングでは、本人の性格は「パソンとあまり変わらない」と話していました。
      1985年、舞台俳優としてデビューし、2000年からテレビドラマにも出演するようになりました。
      演劇からドラマに転向したのは、娘と一緒にいる時間を長くしたかったからだとか。


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