$ 0 0 2004年4月3日、TVドラマ「冬のソナタ」で人気ブレイク中のペ・ヨンジュンがファン待望の初来日を果たした。直前に体調を崩し、来日を危ぶまれたが無事にこの日を迎えることとなった。ペ・ヨンジュンその日、朝の4時ごろからファンは集まり始め、7時の時点で、すでに300人。空港内は一般客もいるため、ファンは全ていったん、外で待機させられる。 ペ・ヨンジュンを乗せた飛行機は 金浦空港を10時45分に出発、13時10分に羽田に到着することになっている。ファンは到着案内板を何度も見つめ、ため息をつく。 到着時刻が近づくにつれ、ファンの数が増えだし羽田空港の到着ロビーの外には5000人近いファンであふれかえった。そのほとんどが女性。年齢層も20代から60代と幅広い。人が増えるに従い、ファンの興奮もヒート・アップぎみだったが「ペ・ヨンジュンを気持ちよく日本に迎えてあげたい」とのファンの言葉が表すように列を作り行儀よくペ・ヨンジュン氏を待つ姿が見られた。 やがて13時10分、到着案内板に飛行機到着の表示がされ、約15分後ついにペ・ヨンジュンが到着口に現れた。サングラスをかけ 服装はその長身をひきたたせる黒いスーツ。「微笑みの貴公子」 の呼び名どおり、整った白い歯を見せ、報道陣やファンに笑いかける。さすがアジア中の女性を虜(とりこ)にしただけのカッコ良さだ。しかも笑顔は終始くずさない。 挨拶なのか、感謝の気持ちを込めてなのだろうか、手を胸の前であわせ首をかたむけるしぐさを見せる。そしてロビー横の出口から車に乗り込み、到着ロビー前の道路につめかけたファンに笑顔で手を振る。 思わず駆け寄り手をにぎる女性ファンも。また、この混雑ぶりから、プレゼントが手渡し出来ないと悟ったファンはペ・ヨンジュンのマネージャー(ファンはなぜかマネージャーが誰かを知っている)に託し、マネージヤーも丁寧に受け取っていた。7列にも8列にも重なったその列の後方で「行儀よく」列を崩さなかったファンの中にはペ・ヨンジュンを見ることもできず泣き出す人もいた。 ペ・ヨンジュンは4日に渋谷公会堂で2000人のファンと共にファン・ミーティングに参加し夕方、記者会見を開く。その「微笑み」でまた多くの日本女性を虜にすることだろう。取材・文: 下村麻美/香取亜紀http://movies.yahoo.co.jp/interview/200406/interview_20040623010.html